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キャッシュ・イズ・キング

戦略を実行する上で「制約条件」
もし、あなたが社長であったとして、あなたの会社に優秀な人材が そろっており、充分なキャッシュ(現金)があるとすれば、どんな戦略を描かれるでしょうか?
頭が前向きで、建設的な方向へ回転しはじめるのを感じるでしょう。
今まで暖めていた新規事業への進出や設備投資など・・・

企業経営にとってキャッシュは、戦略を実行する上で「制約条件」となります。
キャッシュが乏しければ

◇『戦略の選択肢が限定されてしまう』
◇もう一つは『失敗に対する余裕がなくなってしまう』

企業にとって第一の責任は存続することです。
そのためには、環境の変化に応じて、企業自身も『変化』しなくてはなりません 。 変化するためには『リスクを取って新たなことに取組む』必要があります。

そして、リスクを取るためには『キャッシュ』が必要となります。

もし、リスクを取るのに【1億円】必要であるとしましょう。
その時に、手元に必要分【1億円】しかなければ、失敗してしまうと致命傷になってしまいます。 逆に、【10億円】あったなら失敗しても、 追加的に投資をしたり、他の戦略を選択することで 変化、存続することができるのです。

つまり、

『キャッシュ又はキャッシュフロー』は、そのように企業が、成長・変革・再生するための「リスク」を回避 するために必要なのです。
企業が倒産するときは赤字になったときではない!?
ピーター・ドラッガーは「企業はなぜ利益をあげる必要があるのか?」という問いに対し、 企業が存続することを前提として

◆『企業は、事業の拡大のための資金を生み出す必要がある。』
◆『何にもまして自らのリスクをまかなうに足る利益をあげる必要がある。』
と述べています。

今日的な環境においては、利益を源泉とする「キャッシュ」がより重要になっています

なぜなら、
企業が倒産するときは赤字になったときではなく「現金」が枯渇した時に他ならないからです。

キャッシュ・イズ・キング、キャッシュフロー・イズ・クイーンといえる訳です。

★☆★今回のPoint★☆★
●キャッシュ(フロー)は成長・変革・再生するためのリスクを回避するためにある。

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